桑梓“Spin-Off”

梅が語りかけます     歩め、たゆまずに 十万石の装い

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また今年も、近くで梅が咲きました。
風が吹こうが、雹が落ちようが、雪が降ろうが

枝が折れるようなことがあっても
虫が這うようなことがあっても
まして、世間でどんな騒ぎが起こっても

それでも、梅は咲きます。

梅は、ひとのように
泣き言も、弱音も漏らさず
ただ、ひたすらに

世は風樹の嘆。

いつの時代も世は風樹の嘆。
籠って槐安の夢よりも、外に出て桑弧を引け。

ただし…

外から帰ったら
手洗い、うがいは、忘れずに